GolfWRXが公開した過去10年のマスターズ優勝者パターデータ:テーラーメイド・スコッティ・キャメロン・オデッセイの三つ巴
2026年4月9日、米ゴルフメディア「GolfWRX」が過去10年間のマスターズ優勝者が使用したパターのデータを公開しました。
2016年のダニー・ウィレットから2025年のローリー・マキロイまで、10名の歴代チャンピオンが選んだパターを集計すると、テーラーメイドが4勝、スコッティ・キャメロンが3勝、オデッセイが3勝という拮抗した結果となっています。以下に歴代王者のデータを示します。
| 年 | 選手名 | パター |
|---|---|---|
| 2025年 | ローリー・マキロイ | テーラーメイド スパイダー ツアーX |
| 2024年 | スコッティ・シェフラー | テーラーメイド スパイダー ツアーX |
| 2023年 | ジョン・ラーム | オデッセイ ホワイトホット OG ロッシーS |
| 2022年 | スコッティ・シェフラー | スコッティ・キャメロン スペシャルセレクト タイムレス ツアータイプ GSS プロトタイプ |
| 2021年 | 松山英樹 | スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS ツアープロトタイプ |
| 2020年 | ダスティン・ジョンソン | テーラーメイド スパイダー リミテッド イッツィービッツィー |
| 2019年 | タイガー・ウッズ | スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS |
| 2018年 | パトリック・リード | オデッセイ ホワイトホット プロ3 |
| 2017年 | セルヒオ・ガルシア | テーラーメイド スパイダー ツアー レッド |
| 2016年 | ダニー・ウィレット | オデッセイ バーサ 1W |
テーラーメイド「スパイダー」とスコッティ・キャメロンが二極化する理由:高MOIマレットと精密ブレードの設計哲学
スパイダー4勝の根拠:高慣性モーメントが極限のプレッシャー下で発揮する安定性
テーラーメイドのスパイダーシリーズはマキロイ(2025年)、シェフラー(2024年)、ジョンソン(2020年)、ガルシア(2017年)と4名が優勝時に採用しています。
スパイダーシリーズの核心技術は高慣性モーメント(MOI)設計にあります。
ヘッド周辺に重量を分散させることでオフセンターインパクト時のフェースのブレを物理的に最小化し、プレッシャーのかかる最終日でも安定したボールロールを実現する構造が、世界最高峰の舞台で選ばれ続ける理由です。
特に「スパイダー ツアーX」はシェフラーとマキロイという直近2年の優勝者が揃って使用しており、現在のツアーでの信頼性を示しています。
テーラーメイド スパイダー ツアーX パター
市場価格:約35,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
テーラーメイド TP Reserve Systm2 パター
中古相場:約35,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
スコッティ・キャメロン3勝の実態:GSS素材と精密ミーリングが生む「究極の打感」
スコッティ・キャメロンはシェフラー(2022年)、松山英樹(2021年)、タイガー・ウッズ(2019年)の3名が優勝時に使用しています。
特筆すべきは3モデルすべてが「GSS(German Stainless Steel)」素材を用いたツアープロトタイプである点です。GSSはドイツ製のステンレス鋼で、一般的なステンレスよりも柔らかく打感が繊細であり、インパクト時のフィードバックが鋭いため、プロが距離感の精度を最大化するために選ぶ素材です。市販のスコッティ・キャメロンとは製造工程・素材・重量設定が異なるツアースペック品であり、プロの要求に応えたカスタム性が勝利に貢献しています。
形状で見ると「マレット5・ブレード5」の完全拮抗:ストロークタイプが選択を決定する
10年間の優勝者のパターを形状別に分類すると、
・マレット型(スパイダー4本+オデッセイ バーサ1W)が5名
・ブレード型(スコッティ・キャメロン3本+オデッセイ ホワイトホット系2本)が5名
と完全に拮抗しています。
これはストロークタイプの違いを反映しており、直線的なストロークで安定性を重視するプレーヤーは高MOIマレットを、弧を描くストロークでフェースの解放感を重視するプレーヤーはブレードを選ぶという傾向がデータで確認できます。
スコッティ・シェフラーが2022年のキャメロンプロトタイプから2024〜25年のスパイダー ツアーXへ転換した事例は、選手がパフォーマンスデータに基づいてパターを見直し続けることを示す好例です。
アマチュアゴルファーへの示唆:10年のデータが示す「自分のストロークに合う1本」という普遍的な法則
このデータが示す最も重要な点は、マスターズという極限のプレッシャー下でもブランドや流行ではなく、自身のストロークに最適な1本が選ばれているという事実です。
プロトタイプが多く登場する点も、メーカーが各選手の打感・重量・バランスの要求に個別対応していることを示しています。
アマチュアゴルファーにとっての実践的な示唆は、市販品であっても自身のストロークタイプ(弧を描くか直線的か)とフィーリングの好み(ソフト感か弾き感か)を基準にしたフィッティングを行うことが、パッティング安定性の向上に最も合理的なアプローチであるという点です。



テーラーメイド スパイダー ツアーX パター
市場価格:約35,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


オデッセイ ホワイトホット OG ロッシーS
市場価格:約18,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


S・キャメロン スペシャルセレクト タイムレス ツアータイプ GSS
市場価格:約1,200,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


スコッティキャメロン ニューポート2 GSS
市場価格:約1,500,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


テーラーメイド スパイダー リミテッド イッツィビッツィ
中古相場:約15,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


オデッセイ ホワイトホット プロ #3
中古相場:約8,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


テーラーメイド スパイダー ツアー レッド
中古相場:約12,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)


オデッセイ バーサ 1W パター
中古相場:約8,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
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