GolfWRXが公開したマスターズ過去10年の優勝ドライバーデータ:ツアー最高峰の舞台で選ばれたギアの全貌
米ゴルフメディアGolfWRXはマスターズ・トーナメントにおける過去10年の優勝者が使用したドライバーとシャフトの組み合わせを詳細に公開しました。
2016年のダニー・ウィレットから2025年のローリー・マキロイまで、歴代チャンピオン10名のセッティングが一覧で示されており、ドライバーブランドではテーラーメイドが7勝と全体の70%を占め、シャフトメーカーではフジクラが4勝でトップというデータが明らかになっています。
以下に各年の優勝者と使用ギアを示します。
- 2025年:ローリー・マキロイ (Rory McIlroy)
ドライバー:テーラーメイド Qi10 “ドット”(8.25度設定)
シャフト:フジクラ ベンタス ブラック 6 X
テーラーメイド Qi10 ドライバー
中古相場:約45,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
フジクラ VENTUS BLACK 6X シャフト
市場価格:約44,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2024年:スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
ドライバー:テーラーメイド Qi10(8.25度設定)
シャフト:フジクラ ベンタス ブラック 7 X
テーラーメイド Qi10 ドライバー
中古相場:約45,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
フジクラ VENTUS BLACK 7X シャフト
市場価格:約44,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2023年:ジョン・ラーム (Jon Rahm)
ドライバー:キャロウェイ Paradym Triple Diamond(11.5度設定)
シャフト:アルディラ Tour Green ATX 75 2.8 TX
キャロウェイ PARADYM トリプルダイヤモンド ドライバー
中古相場:約35,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
アルディラ TOUR GREEN ATX 75 2.8 TX シャフト
市場価格:約25,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2022年:スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
ドライバー:テーラーメイド Stealth Plus(7.5度設定)
シャフト:フジクラ ベンタス ブラック 7 X
テーラーメイド ステルス プラス ドライバー
中古相場:約25,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
フジクラ VENTUS BLACK 6X シャフト
市場価格:約44,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2021年:松山英樹 (Hideki Matsuyama)
ドライバー:スリクソン ZX5(9.5度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD DI 8 TX
スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
中古相場:約35,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
グラファイトデザイン Tour AD DI 8TX シャフト
市場価格:約44,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2020年:ダスティン・ジョンソン (Dustin Johnson)
ドライバー:テーラーメイド SIM(10度設定)
シャフト:フジクラ Speeder 661 X
テーラーメイド SIM ドライバー
中古相場:約20,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
フジクラ Speeder 661 EVOLUTION X シャフト
中古相場:約12,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2019年:タイガー・ウッズ (Tiger Woods)
ドライバー:テーラーメイド M5(9度)
シャフト:三菱ケミカル Diamana D+ White 60 TX
テーラーメイド M5 ドライバー
中古相場:約15,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
フジクラ VENTUS BLUE 7X シャフト
市場価格:約44,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2018年:パトリック・リード(Patrick Reed)
ドライバー:ピン G400 LST(10度)
シャフト:アルディラ Rogue Silver 110 M.S.I. 70 TX
PING G400 LST ドライバー
中古相場:約28,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
アルディラ Rogue Silver 110 M.S.I. 70 TX シャフト
市場価格:約22,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2017年:セルヒオ・ガルシア (Sergio Garcia)
ドライバー:テーラーメイド M2 2017(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル Kuro Kage Silver Dual Core TiNi 80TX
テーラーメイド M2 ドライバー(2017)
中古相場:約12,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
三菱ケミカル KUROKAGE Silver TiNi シャフト
中古相場:約8,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
- 2016年:ダニー・ウィレット (Danny Willett)
ドライバー:キャロウェイ GBB Epic Sub Zero(9度)
シャフト:三菱ケミカル Diamana W-Series 60 X
キャロウェイ GBB EPIC Sub Zero ドライバー
中古相場:約10,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
三菱ケミカル Diamana Wシリーズ 60X シャフト
中古相場:約10,000円〜
(2026年4月時点の市場価格)
データが示すブランドとシャフト設計の傾向:テーラーメイドとフジクラが支配する理由
ドライバー7勝・シャフト4勝:数字が裏付けるツアー最高峰での選択
ドライバーブランド別ではテーラーメイドが10年間で7勝と圧倒的なシェアを誇ります。
次いでキャロウェイが2勝、ピンとスリクソンが各1勝という内訳です。
シャフトメーカーではフジクラが4勝、三菱ケミカルが3勝、アルディラが2勝、グラファイトデザインが1勝となっています。
特にフジクラ ベンタス ブラックはシェフラーが2022年・2024年の2勝、マキロイが2025年と3勝分で採用されており、近年の台頭が顕著です。これは単純なスポンサー契約の反映ではなく、プロがコース上で必要とする性能要件に応えた結果として分析できます。
ロフト角9〜10度台・全員がXまたはTXフレックス:共通する「低スピン・高剛性」志向
ロフト角を見ると10名のうち大多数が9〜10度台を設定しており、最も低いのはシェフラーの7.5度(2022年)です。
ラームの11.5度は例外的に高いですが、これはキャロウェイのOptiFit設定によるものです。
シャフトのフレックスは10年間の全選手でXまたはTX(ツアーエキストラ)を使用しており、スウィング中のヘッドのブレを最小化しつつボールの初速とスピン量を最適化する高剛性設計が、オーガスタ特有の長いパー5での飛距離と方向性の両立に不可欠であることを示しています。
フジクラ ベンタス ブラック、三菱ケミカル ディアマナ D+ ホワイト、グラファイトデザイン ツアーAD DIはいずれも先端剛性が高く設計されており、過度なスピンを抑制する共通の設計思想を持ちます。
アマチュアゴルファーへの示唆:データから読み取るシャフト選択の合理的判断
10年間のデータが示す最も重要な示唆は、最高峰のプレーヤーほど「先端剛性が高く・ロースピン傾向のシャフト」を選択するという傾向です。
アマチュアゴルファーの多くはシャフト選択においてヘッドスピードのみを基準にすることが多いですが、インパクト時のフェースの向き・ヘッドの挙動・弾道の安定性に直結するのはシャフトの剛性プロファイルです。
自身のヘッドスピードに合ったフレックスを選択したうえで、先端剛性の高いモデルがもたらす方向性の安定を体感することは、スコアの改善において見落とされがちな投資効果の高いアプローチです。
過去モデルは中古相場も落ちているため、マスターズ優勝を導いた同じモデルを手頃な価格で入手することが可能です。

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