通算16アンダー・4打差:ハンナ・グリーンがサンクチュアリ・コーブで史上初の3連勝を達成
2026年3月22日、世界ランキング7位のハンナ・グリーン(29歳、西オーストラリア出身)が、クイーンズランド州ゴールドコーストのサンクチュアリ・コーブ・ゴルフ&カントリークラブで開催されたオーストラリアンWPGAチャンピオンシップを通算16アンダー・4打差で制しました。
スコアカードは65・67・67・69、ラウンドトータル268です。本大会はレディース・ヨーロピアン・ツアーとの共同認定競技であり、賞金総額は60万ドル(約9,000万円)規模となっています。
グリーンはこの勝利の直前、シンガポールのHSBCウィメンズ・ワールドチャンピオンシップ(LPGA通算7勝目)およびウィメンズ・オーストラリアン・オープンを連続制覇しており、わずか4週間で3大会連続優勝という数字を刻みました。オーストラリア人ゴルファーとしてメジャーツアーの3連勝を達成したのは史上初であり、カリー・ウェブやグレッグ・ノーマンでさえ到達しなかった記録です。
共同認定3大会制覇の記録的価値:ロバート・アレンビーとの本質的な差異
LPGAとLETの二重認定が意味する国際格式の高さ
今回グリーンが制した3大会は、それぞれLPGAツアーおよびレディース・ヨーロピアン・ツアーの双方から公式ポイントが付与される共同認定競技です。
比較対象として挙がるロバート・アレンビーの2005年トリプルクラウン(オーストラリアン・オープン、オーストラリアンPGAチャンピオンシップ、オーストラリアン・マスターズ連続制覇)は、いずれもPGAツアー・オブ・オーストラリアジアのみの認定大会でした。
グリーンの3連勝は国際競技としての格が一段高く、記録の質において明確に異なります。
最終日スコアカードが示すスコア管理能力と世界7位の実力差
最終ラウンド、グリーンは2・3・4番で3連続バーディを決め、一時リードを6打に広げました。
しかし5番パー4と6番パー3で連続ボギーを喫し、リードは2打まで縮まります。
それでも9番で約3メートルのバーディパットを沈めてリードを3打に戻し、後半10ホールを1アンダーでまとめて逃げ切りました。
2位タイに入ったアレクサンドラ・フェルスタリング(ドイツ)は最終日68をマークして最も肉薄しましたが、通算12アンダーに留まっています。カサンドラ・アレクサンダー(南アフリカ)は最終ラウンド序盤2ホールで3打を失い、同じく通算12アンダーで2位タイとなりました。
世界ランク7位が4週間で3連勝:ピーキング管理とコース適応力が示す再現性の高さ
グリーン自身が「勝てるかどうか、正直わからなかった」と述べている点は、パフォーマンス分析の観点から注目に値します。
シンガポール→オーストラリア→ゴールドコーストと転戦を続ける過密日程の中で3試合すべてを制したことは、フィジカルのピーキング管理とコース適応力が高水準で維持されている証左です。
また本大会は2022年以来の開催(昨年はサイクロンにより中止)であり、コースデータの蓄積が限られた状況での優勝は、ショットメイキングの再現性の高さをさらに裏付けています。
今後のLPGAツアー主要大会におけるグリーンの動向は、世界ランキングトップ5入りを見据えた指標として注視すべきです。


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